発電量の最大化には、最適なパネルの積載量を吟味することが重要です。これまで、パワーコンディショナに対するパネルの積載量は、日射条件のいい状態をベースに決めていたため、平均的に120%ほどが相場とされてきました。
しかしながらそれだと、曇りの日や冬季、あるいは比較的日射量が少ない山間部などで充分な発電がされず、発電量のロスを出すことになります。
そこで、積載量を見直し、最適なパネル容量を設置することで、日射が充分でない場合でも発電量を増やすことができます。また、パネルのみの増設でパワーコンディショナの費用は掛からず、数年前と比べてパネル1枚当たりの出力は上がっていますので収益性(利回り)を上げることができ資産価値を高めることができます。
しかしながら、増設の場合、認定容量の3%または3kWのうちどちらか低い方を超える増加は変更申請時の買取価格に変更されますので、ご検討される方は是非一度お問い合わせください。
パネルの積載量を増やすのにも、デメリットはあります。
土地があるからと言って、パワーコンディショナに接続する1回路あたりのパネル枚数や、回路数を無視して接続すると、パワーコンディショナの突然停止や、ひいては焼損、発電所自体の火災につながる恐れもあります。
それに、ピークを超える部分も増えることになるので、増設分の発電量(特に快晴時)についてはロスが多くなること、さらには、余った土地を活用する、と言っても進入路やメンテナンススペースとして使用されている場所の場合、基礎工事やメンテナンスに人件費がかかり、さほど収益は上がらなくなるか、もしくは逆に収益が下がる場合がある、ということです。
いずれにしろ事前の調査が必要となりますので、一度ご相談ください。